まずは同人誌をかけー初めてのブログ、あるいは編集後記

 というわけで今年も残すところあと七日です。今日は12月25日ということで、1225で小粋な語呂合わせでも思いつかないかと数秒ほど頭をひねりましたが、どうも私の脳内にはそんな機能は実装されていないようですね。それと、今日に関して何か重要なことを忘れているような気がするので、お気づきの方は教えていただけると助かります。

 この記事は KMC Advent Calendar 2017 - Adventar の25日目の記事です。このカレンダーの内容はkyp (id:kypa) さんの尽力によって下の記事に逐一まとめられるので、良ければ参照してください。kypさん、頑張ってくださいね。というか今日が最終日なので、お疲れ様です。私はひょんなことからkypさんの後任となったので来年は尽力することになりますが、既に尽力できる気がしません。kmc.hatenablog.jp

前回の記事はtetsutalowさんの「明日はクリスマスでしょう。クリスマスと言えばウイルスでしょう。」の予定でしたが、これを書いている時点でまだ投稿されていないようです。恥ずかしながら私はクリスマスからウイルスを連想できないタイプの人間なので、投稿によってこの連想の謎が(自分の中で)解明される時を待ちます。

 あれ、クリスマスって何でしたっけ。もしかして先ほど私が言っていた「重要なこと」と関係している…?

自己紹介

 私は上のカレンダーからお察しの通りKMCというサークルの民で、名前をいのと言います。KMCID (部内で使う*1コードネーム) はinonoaとなっています(追加された謎のnoaについては後述*2)。KMCとは京大マイコンクラブの略なのですが、ここでのマイコンとはマイクロコンピュータ、聞くところでは、どうやらパソコンの旧称か何かのようですが、良くは知りません。

 というのも、私はここの部員*3ながらパソコン初心者で、部内ではもっぱらゲームを布教したり、進捗ダメですを連呼したり*4、暴力的なラーメン*5あるいはスイーツを食べたりといった活動しかしていないのです。

 ただ、読者の方の中にも、たとえば何かに所属していながら自分の思い描いていたような活動が出来ず、その場しのぎに精を出し、気づけば飯テロのストックとツイート数ばかりが積み重なっていた、そんな経験、あるいはそれによる虚無感?をもった方もいるかと思います。それとも私だけでしょうか?それは残念です。

 まあどちらにせよ、何か達成感のある経験をしておくことは大事です。それは例えばスポーツの大会などに出場(勝利)するとか、バンドを組んでライブをするとか、それとも何らかの作品を開発、制作することかもしれませんが、私は最近、こういうことの一つとして、ある計画を実行しました。

 「同人誌を描く」です。

描くまで

 ここまで何も言いませんでしたが私はKMCお絵描き部*6の一員…というところまで書いて、よくよく考えたらお絵描き勉強会(毎週部室である、部員の講座を通して神絵師になっていこうな、というやつ)にも自分はあまり行けておらず、お絵描き部を名乗ってもいいものか…と思えてきたので、この話はなかったことにして、とにかく私は時々絵を描きます。遡れば小中学校では漫画っぽいものを描こうとしていたこともあり、次第に、自分で漫画を描いて本を出してみたい、あわよくば富、名声、力の総てを我が物にしたい、というようなことを考えるようになりました。

 ところで私は風のクロノアというゲームシリーズが好きです。

dic.pixiv.net

内容とか魅力とかその辺りの説明は上に譲る(読まなくても大丈夫です)として、大事なこととしてこのシリーズ、初代作品が1997年発売です。つまり今年で20周年です。おめでとう!!!!!(中略)ということで、そういうイベントがありました。どんなイベントかというと色々説明が必要なのですがざっくりいうと、同人誌即売会*7です。そう、同人誌即売会です。チャンスだ!同人誌を描こう!!!!

 と、適当に思いつき、適当に申し込んだのが四月の末。

描く

 申し込んだので描かなきゃいけないわけです。幸いにも漠然とした妄想もといストーリーは浮かんでいたためあとはそれを原稿用紙*8に転写するだけ!…なわけがないのです。 

 まず、「漠然とした妄想」と言いましたが、その通りです。漠然とした妄想を漫画にするにはあやふやな部分をはっきりと、足りない部分を埋めていかなければいけない(こうして漫画の形にはなったものをネームと言います(これを清書して原稿にする))ですが、その、何分私はコミュ障です。あやふやなことをはっきり言うこともできなければ、話の間を埋めることもできない。ましてキャラの行動など…と、逡巡する間に春夏は斯くも儚く過ぎ去ります。

 夏休み*9。間が埋まらないことでもずっと悩んでいたのですが、そうこうしているうちに別の病を併発します。羞恥心。キャラのセリフを入れようとすると言いようのない恥ずかしさと抵抗感と何かに駆られて、思わず奇声を上げたくなる。こんなどうでもいいようなことでもいたたまれなくなるのが人間の面白さというか。ともあれセリフは締め切り間際背水の陣を敷いているであろう自分に託して、フキダシは空白に作業を進めることにしました。狂っている。

 作業は進み全体で30ページのうち10ページ…のネームが完成。しかし、ここで途方もなく長かったはずの夏休みは終わりを告げます*10。言い忘れていましたがイベントは十二月上旬です。残りはあと二か月。ここまでその比でない月日を空費して進捗は全体の1/3にも満たない。つまり…みなまでは言うまい。

まだ描いてる

 とりあえずもう本番に取り掛かろう。ネームの残りを放棄しイベントのサイトに書いてあったままに印刷所*11を選択、原稿テンプレ*12の説明を斜め読みし本番の原稿に着手します。もちろん後半はぶっつけ。同時に勢いで参加した某アンソロジーに集合絵を描く精神的余裕もなくなっていました(集合絵描きたかった)。下記は謎の叫びです。

 

 しかしながら、災難*13は畳みかけるのが世の常。本腰入れて作業進めなければいけない時に限っていやな思いが頭をよぎります。

 この話重くね?

 出すのは同人誌、人に媚びて利益を得ねばばならないわけでもなし、別に展開が重かろうがグロかろうが何でもよいのかもしれませんが、一人で部屋にこもっていると杞憂*14のひとつもしよう。ウケないかもしれない、ひんしゅくを買うかもしれない、Twitterのいわゆる界隈(「クラスタ」も類義語?)で生きていけなくなってしまうかもしれない、と、作業に穴をあけては未来の被害妄想を積み上げていったわけです*15。(実は当方同人誌をあまり入手したことがなく、手元のなけなしのサンプルは大方コメディ、あるいはこじんまりした話だったことが杞憂に拍車をかけたのだと思います。)

 もう一つ追加する(せんでいい)とすれば、量が多いこと。30pって別にそこまで多くないやろ、多くない?わかりませんが昨年のちょうど今頃にKMCの先輩が初めて出した本が28pと書かれているので別におかしな量ではないと判断します。そうではなくて、同人誌、もしかしたらこれで最初で最後にするかもしれない、だから後悔の無いように描きたいことはすべて描こう、という思いがあった。それによって、思い描いた筋書きでは作品のキャラがある程度出揃い*16、場所がころころ変わりその都度それっぽい背景を入れる*17、終盤では二次創作のくせに自作の世界を創造*18、という、何とも無謀なことをやろうとしていました。時間はかかるわ話はまとまらないわ…。つらい。

クライマックス

 そうして焦りは単調増加する一方Twitterが情緒不安定でツイート/日が0から100までジェットコースターのような変化をたどり、いろんな意味で吐きそうになりながら一応本文完成。とはいえ気分でページを行ったり来たりしながら描いていたため、これで本当に終わりか気が気でなかったのですが*19

 たぶん本文の完成が締め切り前日の深夜で、そこから、表紙と、実はKMC内の協力してくれそうな方数人になんかかいて!!!と雑な依頼をしてたためそれを頂いて適切に配置、あとまえがきとあとがき、が残ります。後半は作業量はそこまで多くない気がしますが表紙。本文の展開は万人受けしなさそう、絵もパッとしないのでいわゆる表紙買いを狙うしかない、はずがもう時間が無い…ということで表紙を四時間で描きます。相応の出来でした。

 寝て起きると締め切り日の夕方五時です(いわゆる絶望の起床というやつですがまあ大体終わってたのでそんな感じ)。本文以外も揃い全体の完成、いよいよ入稿(原稿を印刷所に送る)や、と意気揚々と入稿のページに移動しまし

 

 

入稿は午前中までにお済ませください。

 

 

 (゚∀゚)

 

 

 ……

 

 

 その日中に送れば問題ないとばかり思っていた………このブログで唯一具体的なアドバイスができるとすれば、「締め切りは時間まできちんとチェックしよう」といったところでしょうか…。

 

 諦めません勝つまでは。その締め切りはあくまでその印刷所のもので、もう少し待ってくれる印刷所はないものかと少し探しましたが、そう都合のいいこともなく通常の締め切りはどこも過ぎている。通常の締め切りは。

 …知っている方は知っているとは思いますが印刷所によっては、料金が高くなる代わりに限界を超えて原稿を待っていただける、というサービスがあります。つまりそういうことです。印刷所の苦悩については前からTwitter等で話が回ってきていたためあまりこのような手は使いたくなかったのですが、やむなく…(申し訳ない)。これを恐らく極道入稿といいます。これから印刷所を利用する予定のある方はちゃんとカタギのやり方で入稿しましょう*20…。

ふぅ

 幾度もの修正*21の指示(ただでさえギリギリの予定なのにすみません、懇切丁寧に有難うございました)を乗り越え、先ほどなんかを頼んだ内のお二方にも手伝ってもらいイベントへ。まともな思考力を失ったため本(当時はちゃんと届いてるかも定かでなかった)と布*22以外の用意もほぼなしに突撃、KMCとしてのコミケ設営の経験のある先輩の助けを借りて、というかほぼやってもらって、DIYしたレジ箱と値札を構えて開始を待つ。部数は攻めの20部ですが、果たして何部残るやら。というかまともな接客できるのか*23?緊張。

 

 

結果。

 

 

 

一時間で完売!!!!!!ありがとう!!!!!!!!!!!!!

 

 

なんでや…

 

 

 言う必要のない理由を言うとすれば…いややっぱりやめます。

 そもそもこのイベント、20周年記念オンリー*24です。シリーズ自体メジャーではなく、直近九年間作品など出ていないため、このようなイベントはそうそう開催されるものではありません。となると一般参加される方々、非常に熱がこもっている。今日しかないと。Twitterでは全サークルの頒布*25する全品物入手した方とかも見たので、そもそも「本があった」時点で半分買うこと決まってる方が多い、と。それ自分の能力関係ないやんと言われればそれまでですが、下さいと言われるだけでうれしいもので、非常にうれしくなります。ありがとうございます。感想下さい。いややっぱり怖いのでやめます。

 イベント自体も、ただサークルがもの出す(展示する)だけでなく色々大会があったりファンにうれしい企画があったりで、幸せでした。行ってよかった。

布教とか

 最初のほうで言った「達成感のある経験」全般に言えますが、プロジェクトの途中は死にそうで泣きそうでもうやりたくないといった感情しかないのですが、終わると途端に「やってよかった」「楽しかった」「またやりたい」。学習能力無いのか。さすがにこれは言いすぎたのですが、とにかく今はそんな心情になっています。少なくとも今回本出したことはよかった。皆さんも一度やってみましょう。まずは同人誌をかけ。

 

 以上です。

 

KMCM

 この記事はKMCアドベントカレンダーのものですが、京大マイコンクラブKMCではお絵描きアドベントカレンダーもやっています!

adventar.org

今回の同人誌のあれこれに参加してもらった方々は、こちらの13,21,22日の担当をされています(宣伝)。この記事で少し言及した同人誌を出した先輩は8日目と今日(最終日)の担当をされています(宣伝2)。私のはどっかにあります(宣伝?)。

 加えて、KMCは来る四日後からのコミックマーケット93に参加します!座標とやらは 一日目東ク33b です。パソコンその他の知見の詰まった部誌やゲームと音楽の詰まったCDを配布します!(私がディレクターをしているはずのゲームも入っていますが非常に…非常です)

 加えて、KMCは新入部員を募集しています!人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において入部を断ることはないです。PCの知識がなくてもこんなことをやっている私のような人もいます。つまりこれを見ている方なら誰でも大歓迎です!みんなKMCに入ってクソ同人誌を描こう!!!!!

www.kmc.gr.jp

 本当に以上です。

 

*1:実際に使われているので驚きでした。

*2:後述してませんでした。すみません。読んでいけばたぶん察してもらえると思います

*3:サークルなのに部員とはこれ如何に。ちなみに活動拠点となっている部屋は部室と呼ばれます

*4:「みんなでゲームをつくる」というプロジェクトが存在しますが、説明したくない…

*5:いわゆる二郎系。「ヤサイマシマシニンニクアブラカラメ」とかいうやつ

*6:お絵描きしてる人たち。他にもDTM(パソコンで作曲する)とか競技プログラミング(説明できない)とかボードゲームとかの派閥がある

*7:「誌」に限りません。行ってみるとグッズとかCDとか多くて驚きました。

*8:デジタル

*9:私の大学の夏休みは八月上旬から九月いっぱいの二か月弱です

*10:私の大学の夏休みは八月上旬から九月いっぱいの二か月弱です

*11:印刷してくれるところ。当たり前か

*12:原稿用紙に、印刷するときに切れるところとかこの辺にセリフを書くといいとか書いてるもの

*13:自分で悩んでるだけで災難ではない

*14:本当に杞憂なのかは分からない

*15:最終的に別にそんなに重くなってないと思われる

*16:最終的には出揃ってない

*17:最終的には入ってない

*18:最終的には…

*19:たぶん終わりではないが気にしない

*20:カラーで描いてもらった絵がモノクロになるといったように落とし前をつけなければならなくなります

*21:セリフが切れるから直してとか。表紙の開く向きを間違えてて左右逆に描いてたのが発覚したときは笑えました(笑えない)

*22:こういったイベントではたぶん長机の半分程度に展示品ないし頒布物をこぎれいに飾る(コルクボードとかあるとグッズが見えやすいとか)のですが、その長机に敷く布。手芸店で買いました。なんでこれは買えて他の百均にありそうなのは買わなかったのか

*23:結果としてはほぼオフ会の様相を呈したので接客はほぼしていない?

*24:特定作品、ジャンルなどの同人誌などのみを頒布、展示するイベント

*25:商売ではないという建前の元販売という単語を避けるよくわからないので取り消し。これより前に頒布って言ってたかもしれない

テスト

なにこれ

テスト投稿です。

こうやって入力画面を目の前にすると恥ずかしさと興奮となんやらが入り混じってとても複雑な心境です。